春、夏、秋、冬、日本の四季は味わい深いものです。古来から日本人は季節に寄り添い、自然への感謝を形にしてきました。

whitecont.jpg茶の湯もめぐる季節を敏感に、趣向を凝らします。また古来、その四季を半年ずつ、炉と風炉の2季に分けて行っています。風炉は新緑の5月から10月まで、炉は紅葉の11月から翌年の4月までです。

例えば4月。春は爛漫、光はおだやかで、空に霞む朧月も情趣深い頃。上旬は何といっても桜につき、お花見に心もうきたつ頃です。茶の趣向も桜の風情を散りばめます。また、この時期は、半年間慣れ親しんできた炉を塞ぐなごりの頃。平たい釜の羽根で炉を覆うように透木釜をかけます。茶室の温度をあげないように、また客人から火を遠ざけるための心遣いでもあります。

snack.jpgこのように、茶の湯では、季節や趣向、客人に応じて、掛け物や花、道具や料理・菓子など、その全てに神経をそそぎ、調和を考え、お客様に楽しんで頂けるようにおもてなしをします。

それぞれの季節の移ろいを楽しみ、古来の行事を尊び、そして現代の今を生きているよろこび。
浄敬庵でも四季折々の風情やしつらい、京都にちなんだ行事の趣向などで皆さまをお迎えします。

不定期ではありますが、季節のイベントや、句会とお茶などのお楽しみ会なども開催しています。ジョイントをご希望の方は、お気軽にお声かけください


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